【指標種のこと知って図鑑!】 vol.3 メジロ
みなさん、いかがお過ごしでしょうか…?
コロナウイルスの影響で、日常に様々なイレギュラーが生まれているかと思います。
私たち命をつなぐPROJECTも新入生の勧誘や学生会議など、様々な活動の面で例年通りとはいかず、困惑気味です…
でも、こんな時こそ少しでも楽しいことを考えてポジティブに物事を進めていきたいですよね!
ということで、今回は私が大好きなメジロについてご紹介していきます!よろしくお願いします(‘ω’)ノ
みなさんはメジロと聞いて、パッと姿が浮かぶでしょうか…?
メジロはこんな姿をしています。
大きさは約12cmでスズメと比べると一回り小さく、名前の通り目のまわりに白い縁取りがあります。背中は黄緑色で鮮やかな色なので、目を惹きます。
平地から山地の林に多く住んでいて、公園や住宅地の庭に飛んでくることもあるそうです。分布は全国ですが、冬季は全国以南で過ごすようです。
ですから、彼らは比較的簡単に観察することができ、桜が咲き乱れる時期には花の蜜を吸うために桜の木に集まっている様子をよく見かけます。
私もメジロを見かけると『春が来たな~( *´艸`)』と思います!
少し残念ですが、メジロはウグイスと間違えられがちです…。(メジロ好きな私にとってはすっっごく悲しいですが…泣)そんな私も幼いころはメジロを見て、ウグイスを見つけた!と喜んでいました(笑)
どちらもサイズ感が一緒で、春になると活動的になるので混同しやすいのかもしれませんね。ウグイスは春告げ鳥とも呼ばれ、「ホー、ホケキョッ」という鳴き声で有名ですよね、しかし警戒心が強くあまり人前に現れません…。
なので、「ホー、ホケキョッ」という鳴き声を聞いて、顔を上げた先にメジロがいるのを見つけると「ウグイスだ!!」となるのもちょっとうなずけます(*・ω・)(*-ω-)ウンウン
今後、メジロの知名度がもっと上がって間違えられることも減っていくといいですね!メジロさん、頑張ってください(/・ω・)/fight
また、みなさん「目白押し」という言葉をお聞きしたことがあると思いますが、こちらの言葉はメジロのある習性からきているそうです。
まず、目白押しの意味を調べてみると、
1.多人数が込み合って並ぶこと。また、物事が集中してあること。
2.子供の遊びの一。大勢で横に並んで押し合い、列外に出た者がまた端に加わって押し合うもの。
(デジタル大辞泉 小学館 より)
と、このように出てきました。
メジロは秋~冬になると群れで押し合いへし合いをしながら木に止まる習性をもっています。これを“メジロの押し合い”と呼びます。
この様子から辞典の2.の子どもの遊びを目白押しと呼び始め、その後、1.のような意味合いで使われるようになったそうです。
自然の様子から子どもの遊びに名前が付き、それが慣用句になる…。この言葉ができた頃はそれほどに人間と自然との距離が近かったのかな、と考えるとすごく素敵なことですよね!!
以上で、メジロの紹介はおわりです!
私は目白押しの語源を調べているときに、普段使う言葉になるほどに身近な存在だったのかと、うらやましいなと思ってしまいました。この感情を糧にして、これからの日常にもこんな素敵なつながりが生まれるように私たちもこれまで以上に精いっぱい生物多様性に関する活動を進めていきたいと思います!!
1本の木の中で何羽も群がってせわしなく往来している姿は鳴き声も相まって、とても賑やかでずっと見ていられるほど愛らしいです。
あまり外には出られないかもしれませんが、公園などに行くとみられることがある愛らしい小柄なこの鳥たちをちょっと探してみてください。
かわいらしすぎる様子にきっとあなたも虜になると思います(笑)
画像出典:写真 AC
人間環境大学 3年 久留宮 小春